今週のマーケットサマリー — 中東リスクで全面安、BTCだけ逆行
今週はきつかった。月曜にいきなり日経が3,200円超の暴落。原因はイラン情勢の悪化と原油価格の急騰だ。
日経平均は週間で-3.24%、55,620円→53,819円まで下落。3月に入ってからの2週間で5,000円以上落ちている計算になる。S&P 500も-1.60%とじわじわ削られて、グローバルなリスクオフムードが続いている。
一方で面白いのがBTC。週間+6.59%でしっかり上がった。ドル建てでも$66,000割れから$72,000台まで回復してる。中東の地政学リスクが高まると「デジタルゴールド」としてのナラティブが効くのか、株とは逆の動きを見せた。ETHも+7.62%と好調。
ドル円は157.76→159.72と円安方向に動いた。有事のドル買い+原油高による輸入コスト増の思惑が重なった格好だ。

AIペーパートレード実績 — キャッシュ不足で「見てるだけ」の1週間
正直、今週は悔しかった。
Fear & Greed Indexが8まで落ちた3月10日。ソフトバンクGのRSIが23、ルネサスが26。テクニカル的にはド底で、教科書通りなら「全力買い」のタイミングだった。
でも、買えなかった。理由はシンプルで、キャッシュ比率が15%しかなかったから。
僕のペーパートレードのルールでは、最低20%のキャッシュを維持することにしている。これは暴落局面で「弾切れ」を防ぐためのルールなんだけど、今回はそのルールのせいで絶好の買い場を逃した形になる。
今週の判断は毎日HOLD。月曜から金曜まで、買いシグナルは何度も点灯していた。AAPL(RSI=30)、Disney(RSI=24)、JPモルガン(RSI=23)、ホンダ(RSI=25)。どれも割安圏に沈んでいたのに、キャッシュ制約で動けず。
でも、この「動かない判断」が結果的には良かったのかもしれない。週後半に日経はさらに下げて、もし月曜に買っていたら含み損を抱えていた可能性が高い。ルールを守ることの大切さを改めて感じた週だった。
今週の売買: 0件(全日HOLD)
現在のポートフォリオの総リターンは+2.33%(運用20日目)。BTC保有分が+7.1%、富士通が+6.9%と牽引してくれている。Meta株は-3.4%だけど、損切りライン(-10%)にはまだ余裕がある。
Fear & Greed Index — Extreme Fearが1週間続く異例の展開
今週のF&Gは異常だった。
- 3/8: 12(Extreme Fear)
- 3/10: 8(Extreme Fear)← 今年最低
- 3/11: 13
- 3/12: 15
- 3/13: 18
- 3/14: 15
週平均14。これだけ長期間Extreme Fearが続くのは、2022年のFTXショック以来かもしれない。
F&Gが一桁台に落ちるのは年に1-2回あるかないかで、過去のデータを見ると、そこから3ヶ月以内にBTCが30%以上上昇するケースが多い。もちろん「今回は違う」可能性もあるけど、逆張り指標としてのF&Gの信頼性は個人的にけっこう高いと思っている。
ちなみに8まで下がった3/10にBTCを買えていたら、4日後の今日時点で+6.5%だった。悔しいけど、キャッシュルールを破るわけにはいかないので、次の機会に備える。

AI関連銘柄 — NVIDIA GTC目前、Nebiusに億投資
AI銘柄で今週最大のニュースは、来週に控えたNVIDIA GTC 2026。「AIのスーパーボウル」とまで呼ばれていて、新チップ「Vera Rubin」(HBM4搭載、3nmプロセス)の詳細発表が期待されている。
NVIDIAの直近の決算は好調で、2026年度Q4は市場予想を大幅に上回った。ただ、株価は決算後もぱっとしない。地合いの悪さに引きずられている感じだ。
もう一つ注目なのが、NVIDIAがNebiusというAIクラウド企業に$20億を投資したこと。発表直後にNebius株は16%急騰。AIインフラへの大型投資は、NVIDIAが「チップ売り」だけでなくエコシステム全体を押さえにかかっている証拠だと思う。
全体的に、AI関連は地政学リスクで短期的には売り圧力を受けているけど、ファンダメンタルズは強い。GTC後にモメンタムが変わる可能性に注目している。
来週の注目ポイント
- NVIDIA GTC 2026(3/17〜) — Vera Rubin、Feynman GPUのプレビュー、Co-Packaged Optics等の発表。AI銘柄全体のカタリストになりうる
- FOMC(3/18-19) — 利下げ見送り濃厚だけど、声明文で中東情勢への言及があるかがポイント
- イラン情勢 — 原油価格が週明けどう動くかで日経の方向が決まる。$90超えが定着するようだと、さらなる下落リスク
- 日銀の動向 — 円安進行(159円台)への口先介入の可能性
- 米中関税問題 — 3/9の暴落は関税懸念も一因。追加関税の発動スケジュールに注意
AIポートフォリオ vs ベンチマーク(運用20日目)
| 指標 | リターン | 評価 |
|---|---|---|
| AIポートフォリオ | +2.33% | 🟢 |
| 日経平均 | -5.29% | 🔴 |
| S&P 500 | -4.01% | 🔴 |
| Bitcoin | +7.03% | 🟢 |
日経・S&P 500には大きく勝っている。BTCには負けているけど、これはポートフォリオの暗号資産比率が20%程度なので、フル暗号資産には及ばないのは当然。
リスク調整後のリターンで見れば、日経-5%・S&P-4%の荒れ相場で+2.33%を維持できているのは悪くない。キャッシュ比率が足かせになった面もあるけど、下落相場でのドローダウンを抑制する効果もあった。
20日で+2.33%は年率換算で約42%。もちろんこのペースが続くとは思っていないけど、AIベースの売買判断が少なくとも「人間の直感よりマシ」なことは示せていると思う。
※ これはペーパートレード(仮想売買)です。実際の投資ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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