AI投資の世界が着実に広がっている。ロボアドは「放置で+162%」の時代に入り、AI銘柄は強気が続き、仮想通貨の世界にもAIの波が来ている。
2026年3月時点でのAI × マネーの最新動向をまとめた。
ロボアド二強時代 ── ROBOPROの+162%が示すもの
SBIグループFOLIOが運営するROBOPROの実績がすごい。2020年1月から2026年1月末までの公開来リターンが**+162.62%**。6年で資産が2.6倍になった計算だ。
ROBOPROの特徴は、AIが先行指標を分析して毎月自動で投資配分を変更するところ。2026年2月には相場変動を受けて臨時リバランスも実施している。普通のインデックス投資と違って、下落局面でもAIがディフェンシブに切り替えてくれる。
一方のWealthNaviは預かり資産が1.8兆円を突破(2026年1月5日時点)。運用者数は45万人超で、NISAにも対応している。安定感では圧倒的。
個人的に気になるのは、この2つの「思想の違い」だ。WealthNaviは長期分散の王道スタイル。ROBOPROはAIの予測力で市場を上回ろうとするアクティブ寄りのアプローチ。どっちが正解かは人それぞれだけど、僕はROBOPROの「攻めるロボアド」というコンセプトが面白いと思っている。
ちなみにダイヤモンドZAiが2026年版のロボアド比較記事を出していて、証券会社系から独立系まで網羅的にまとめている。投資一任型はNISA口座では利用できない点だけ注意。

NVIDIA中心のAI銘柄、まだ「買い」なのか
Forbes Japanが「2026年に買うべきAI関連米国株3選」としてエヌビディア・マイクロソフト・アルファベットを挙げている。
NVIDIAの数字は改めて見ると異常だ。時価総額5兆ドル超、GPU市場シェア約90%。データセンター向け設備投資は2025年の6,000億ドルから2030年には最大4兆ドルに膨らむと予測されている。
みんかぶのAI診断でも「買い」判定。2026年3月7日時点の理論株価は222.43ドルで、モーニングスターも「依然として割安」と評価している。AIバブルを警戒する局面こそ買い場だという分析。
ただし楽観一辺倒ではない。ログミーファイナンスの記事では、2026-2027年は二桁成長が予想される一方で、その先に減益リスクがあると指摘されている。AI投資がGDP成長を押し上げて景気後退を防いでいるという見方もあるけど、設備投資の回収が始まるタイミングで潮目が変わる可能性はある。
AI × 仮想通貨 ── 4.7兆円市場の実態
ビットタイムズによると、AI関連仮想通貨の時価総額が306億ドル(約4.7兆円)に到達した。グレースケールがAI特化型ファンド(TAO、FIL、LPT、NEAR、RNDRで構成)を組成するなど、機関投資家の参入も進んでいる。
AIエージェント関連トークンだけで時価総額31.8億ドル。ただ、AIエージェントが25万ドル相当のミームコインを誤送金する事例も発生していて、技術の未成熟さを露呈する場面もある。
TRON創業者のジャスティン・サン氏はCoinDeskのインタビューで「ほとんどのAIトークンはまだ実質的成果に至っていない」と指摘。暗号資産AIセクターには「ChatGPTの瞬間」──つまり一般ユーザーに刺さるキラーアプリ──が必要だという。正直、これは的を射ている。
ビットコイン 2026年の見通し
マネックス証券のレポートでは、2026年のビットコイン予想レンジを75,000〜200,000ドルとしている。かなり幅広い。
AI半導体株の調整リスクと暗号資産トレジャリー企業の財務リスクが下落要因。一方で、機関投資家の参入による需給安定化が下支えとなる構図。
個人的には、BTCは長期で持つ前提なら今のレンジは悪くないと思ってる。ただ、レバレッジをかけて短期で勝負するフェーズではない。
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