AI投資ウィークリー|ロボアド実績+EDINET MCPで銘柄分析を10倍速にする方法【2026年3月第4週】

AIを使って投資を効率化する動きが、ここにきて一気に加速している。

マイナビニュースが2026年3月に公開した調査によると、投資家の約4割がすでにChatGPTやGeminiを情報収集に活用中。しかも、利用者の約7割が「投資判断の精度が上がった」と実感しているという(出典: マイナビニュース 2026年3月6日)。

僕自身もここ半年、AIツールを投資分析に組み込んできた。今週はロボアドバイザーの最新実績に加えて、実際に使って「これはヤバい」と思ったAI×投資の最新ツールを紹介する。

ロボアドバイザー最新実績比較(2026年3月時点)

まずは定番のロボアド3社の最新データから。

サービス 累計リターン 最低投資額 手数料(税込) NISA対応
ROBOPRO +173.08%(2020年1月〜2026年2月末) 10万円 年1.1%
WealthNavi +167.32%(CEO柴山の口座、2016年1月〜2026年2月) 1万円 年1.1%
THEO 預金との差 約368万円(2016年〜) 1万円 0.715%〜1.1%

(出典: ROBOPRO公式WealthNavi公式THEO公式

ROBOPROが累計+173.08%で数字上はトップ。ただし開始時期がWealthNaviやTHEOより4年遅い2020年からなので、単純比較はできない。ROBOPROはAI予測で毎月の投資配分を変える攻めの運用、WealthNaviは安定分散型。性格が全然違う。

WealthNaviのCEO柴山さんの口座が公開されていて、投資額778万円に対して資産評価額2,081万円。10年でほぼ2.7倍になっている。正直、自分で個別株を触るよりこっちのほうが成績いい人も多いんじゃないかと思う。

THEOは3年以上運用を続けた人の99.9%がプラスの損益(2024年末時点)。この数字は相当強い。dポイント連携もあるし、ドコモユーザーなら手数料割引も受けられる。

結論: 新NISAを使いたいならWealthNavi一択。パフォーマンス重視ならROBOPRO。コストを抑えたいならTHEO。正解は一つじゃない。

今週のAI投資ニュース

今週のAI投資ニュース

1. 投資家の4割がAIで情報収集——ChatGPTが圧倒的1位

冒頭でも触れたが、WOZ社が1,002人を対象に行った調査結果が面白い。利用AI別の内訳はChatGPTが74.2%、Geminiが47.9%、Claudeが13.7%。使い方は「市場動向やトレンド把握」が49.1%で最多。銘柄選定にまで使っている人は33.5%だった。

AIを使っていない人の理由トップは「情報の正確性に不安がある(35.7%)」。ハルシネーション問題は依然として課題。だからこそ、後述するEDINET DB MCPのような「事実データに基づくツール」の価値が高い(出典: マイナビニュース)。

2. iシェアーズ「ベストAI」ETFが東証に上場

ブラックロックの「iシェアーズ AI グローバル・イノベーション アクティブ ETF」(証券コード: 408A、愛称: ベストAI)が東証に上場している。米国ではすでに運用残高3,000億円を超える人気ETFで、日本時間に日本円で売買可能。信託報酬は2026年6月30日まで年0.847%(税込)。NVIDIAだけじゃなく、AI関連企業に幅広く分散投資したい人にはちょうどいい(出典: ブラックロック公式楽天証券)。

3. ROBOPROファンドの純資産総額が2,500億円を突破

FOLIO運営のROBOPROは投資一任サービスだけでなく、投信版の「ROBOPROファンド」も好調。SBI岡三アセットマネジメントが運用するこのファンドは純資産総額2,500億円を突破した。新NISAで買えないROBOPRO本体の代替として、投信版を積立設定している人が増えている印象だ(出典: SBI岡三アセット公式)。

4. Forbes「2026年に買うべきAI関連米国株3選」

Forbesが選んだのはNVIDIA、Microsoft、Alphabet。AIに数千億ドル規模の資金が投じられている中、クラウドインフラとAI基盤を持つこの3社が2026年に最大の恩恵を受けるとの分析。個人的にはここにBroadcomも加えたい。AIチップだけじゃなく、ネットワーキングとストレージの需要もエグいことになっている(出典: Forbes JAPAN)。

今週試せるAI投資テクニック★|EDINET DB MCPで日本株3,800社を3分で分析する

ここが今週の本題。

「トヨタの直近5年のROE推移を教えて」——こう聞くだけで、AIが金融庁の有報データから正確な数値を引っ張ってきてくれるツールが登場した。それが EDINET DB MCPだ(出典: edinetdb.jpZenn解説記事)。

EDINET DB MCPって何?

金融庁のEDINET(企業の有価証券報告書のデータベース)を、AIエージェントから直接参照できるようにしたサービス。2026年3月1日に正式リリースされたばかり。

  • 対象: 全上場企業 約3,800社
  • 指標数: 69(売上、営業利益、ROE、EPS、PER、CF、配当利回り等)
  • 期間: FY2020〜FY2025
  • 更新: 毎朝8時(金融庁EDINETと日次同期)
  • 無料プラン: 100回/日・3,000回/月

具体的な使い方(Claude Desktop編)

ステップ1: edinetdb.jp/developers でメールアドレスを入力してAPIキーを取得(無料)

ステップ2: Claude Desktopの設定ファイルに以下を追加

{
  "mcpServers": {
    "edinetdb": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "mcp-remote", "https://edinetdb.jp/mcp",
               "--header", "Authorization:${AUTH_HEADER}"],
      "env": { "AUTH_HEADER": "Bearer あなたのAPIキー" }
    }
  }
}

ステップ3: Claude Desktopを再起動して、こう聞くだけ

実践プロンプト例

銘柄スクリーニング:

「ROEが15%以上で財務健全性スコアが80以上の企業を探して。業種はバラけさせたい。」

業界比較:

「情報通信業のROEトップ10と、銀行業のROEトップ10を比較して。業界構造の違いを考察して。」

決算分析:

「任天堂とカプコンの財務を比較して。次の決算で注目すべき指標は何?」

ウォッチリスト作成:

「トヨタ、ソニー、キーエンス、三菱商こと、東京エレクトロンの5社でウォッチリストを作って。月次で確認すべき指標を整理して。」

なぜこれが革命的なのか

従来、企業の財務データを調べるにはYahooファイナンスやバフェットコードを開いて、一社ずつ数字を拾っていく必要があった。比較表を作ろうとすると30分はかかる。

EDINET DB MCPを使えば、AIに聞くだけで複数企業の財務データが構造化された状態で返ってくる。しかもデータソースは金融庁のEDINETだから、数値の信頼性が高い。ChatGPTが勝手に作った嘘の数字じゃない。

僕が実際に使ってみて一番便利だったのは「業界横断のスクリーニング」。手作業では絶対にやらない「全上場企業からROE・財務健全性・成長率で絞り込む」が、プロンプト一発でできる。個人投資家の武器として、これは本当に大きい。

まとめ

今週のポイントをまとめると:

  • ロボアド: ROBOPROが+173%、WealthNaviが+167%と好調維持。どちらもほったらかし勢には心強い
  • ETF: ブラックロックの「ベストAI」ETFが東証で買える。AI関連に幅広く張りたい人向け
  • AIツール: EDINET DB MCPで日本株3,800社の財務分析がプロンプト一発に。無料プランあり

投資初心者で「何から始めればいいか分からない」という人は、まずWealthNaviで月1万円の自動積立から始めてみるのがいいと思う。NISAも使えるし、最初の一歩としてはハードルが低い。余裕が出てきたらAIツールを触ってみて、自分で銘柄分析する楽しさも知ってほしい。



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免責事項: 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。記事中の数値は各社公式サイトの2026年2月末〜3月時点の公開情報に基づいていますが、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。


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