NVIDIAのCEOも注目。分散型AIトークン「TAO」が月間108%急騰した理由
ビットコインが7万ドル台をウロウロしている3月。正直、BTCのチャートを眺めていても退屈な展開が続いています。
でも、その裏でかなり派手に爆上げしている領域がある。AI系仮想通貨です。
特に注目したいのがBittensor(ビッテンソル)のネイティブトークンTAO。3月だけで108%の値上がり。180ドル台から350ドル超まで一気に駆け上がった形。
TAOがなぜここまで急騰したのか、「分散型AI」が仮想通貨市場にどんなインパクトを与えているのか。今回はそのあたりを整理してみます。
そもそもBittensorって何なのか
一言で説明すると、AIの訓練と推論をブロックチェーン上で分散化するプロトコル。
大規模言語モデル(LLM)の開発には、普通NVIDIAのGPUを大量に積んだデータセンターが必要です。OpenAIやGoogleが何百億ドルも投じている世界。
Bittensorのアプローチは真逆。世界中の個人が持つGPUリソースをネットワーク化して、みんなでAIモデルを訓練する仕組みです。貢献した人にはTAOトークンが報酬として配られる。
「それ、理想論じゃない?」と僕も最初は思ってました。
Covenant-72Bという転換点
その「理想論」が、2026年3月に現実のものに。
BittensorのSubnet 3(τemplar)上で開発された大規模言語モデル**「Covenant-72B」**の完成です。720億パラメータ、約1.1兆トークンのデータで学習を完了。
何がすごいかというと、70人以上のコントリビューターが普通のインターネット回線と一般的なGPUハードウェアだけで訓練したという事実。
データセンターなし。ホワイトリストなし。誰でも自由にGPUを接続して訓練に参加できるパーミッションレスな形。
性能もMMLUスコア67.1を達成。MetaのLlama 2 70Bと比較できる水準です。分散型でもちゃんと使えるAIが作れることの証明になった。
きっかけはNVIDIAジェンスン・フアンCEOの発言
急騰の直接的なトリガーは3月20日。ポッドキャスト番組「All-In Podcast」でNVIDIAのジェンスン・フアンCEOと著名投資家チャマス・パリハピティヤ氏がBittensorを高評価。
フアン氏いわく、プロプライエタリAIとオープンソースAIは補完関係にある。分散型イノベーションが基盤的なAI技術に恩恵をもたらす、と。
NVIDIAのCEOがわざわざ名前を出して褒めたプロジェクト。買い材料としては十分すぎます。
サブネットトークンに波及する連鎖上昇
TAOのエコシステムには「サブネット」と呼ばれる独立ネットワークが存在します。2025年2月のdTAO(ダイナミックTAO)導入以降、各サブネットが独自トークンを発行する仕組みに。
ポイントは、TAO本体へのステーキング量がサブネットトークンの評価額に直結すること。TAOが上がれば、サブネットトークンも連鎖的に上がる構造です。
CoinGeckoのデータだと、Bittensorサブネットカテゴリー全体の時価総額は約14.7億ドル(約2,200億円)。
個別の数字がちょっとおかしい。
- τemplar(SN3): 月間+477%(Covenant-72B開発元)
- OMEGA Labs(SN24): 月間+490%
- BitQuant(SN15): 月間+214%
- Nova(SN68): 月間+245%
月間3桁リターンがゴロゴロしている状態。アルトシーズンとかそういう話じゃないです。
今後の注目材料3つ
1. サブネット拡張
Bittensorは年内にアクティブサブネットの上限を128から256に引き上げる計画。新サブネット=新トークン。エコシステム拡大の余地はまだ大きい。
2. グレースケールのETF転換
グレースケール運用のTAOトラストがスポットETFに転換される可能性も。2026年後半に機関投資家の参入経路が広がるシナリオ。
実現すれば、海外取引所に口座を開かなくても証券口座からTAOに間接投資できるようになります。
3. AI×クリプトの「本物」が出てきた
AI系トークン自体は2023年頃から乱立していたけど、ほとんどは名前だけのプロジェクト。Bittensorは実際に動くプロダクト(Covenant-72B)を世に出した数少ない例外です。この差はでかい。
リスクも知っておくべき
投資を検討するなら、リスクも把握しておきたいところ。
ボラティリティの大きさ。 月間108%上がるということは、同じスピードで落ちる可能性もある。短期で入るなら余剰資金の範囲で。
国内取引所で買えない問題。 TAOは日本の金融庁登録済み取引所には未上場。海外取引所(Bitgetなど)が必要で、日本の法規制上は自己責任。
規制の動き。 2026年3月、金融庁は無登録業者への罰則強化を発表しています。AI系トークンが規制対象になる可能性もゼロではない。
AI×ブロックチェーンの交差点
ビットコインが調整局面の中、AI系仮想通貨は独自のナラティブで市場を引っ張り始めている。
Bittensorの面白さは、投機対象としてだけじゃなく「実際にAIモデルを作っている」こと。Covenant-72Bの成功は分散型AIが実用レベルに到達した証拠です。
NVIDIAのCEOが注目し、グレースケールがETFを検討し、月間108%急騰。一過性のバブルか、本物のトレンドの始まりか。
僕個人としては、AIとブロックチェーンの交差点にいるプロジェクトは長期的にウォッチする価値があると思ってます。ただ、投資判断は慎重に。仕組みを理解してから手を出すのが鉄則。
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免責事項: この記事は情報提供を目的としており、特定の仮想通貨への投資を推奨するものではありません。仮想通貨投資にはリスクが伴います。投資判断はご自身の責任で行ってください。価格データは2026年3月時点のものです。
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