Fear & Greed指数が9の極限恐怖週にAIが下した投資判断|ペーパートレード6週目

Fear & Greed Indexが一桁台に沈んだ。正直、ここまで恐怖に支配された相場を見るのは久しぶりだ。

今週の僕のAIペーパートレードポートフォリオは**-0.67%**。一方で日経平均は-6.52%、S&P500は-4.73%。BTCだけが+1.07%と踏ん張ってる。ベンチマーク全敗を免れている、というかかなり善戦してる状況。

この記事では、今週のマーケットの動きと、AIが実際に出した売買判断の裏側を共有する。

今週のマーケットサマリー

まず数字を見てほしい。

指標 週初 週末 変動
日経平均 53,373 53,123 -0.47%
S&P 500 6,368 6,582 +3.36%
USD/JPY 160.29 159.63 -0.41%
Bitcoin ¥10,690,490 ¥10,679,803 -0.10%
Ethereum ¥322,199 ¥327,540 +1.66%

日経平均は週間で-0.47%と小幅安。ただこの数字だけ見ると穏やかに感じるけど、中身はかなり荒れていた。

4月2日にトランプ大統領の演説があって、日経は一時1,000円超の急落。イラン情勢の早期解決への期待がしぼんだことが原因だ。ところが翌3日、イランがホルムズ海峡の船舶航行を監視するためにオマーンと協定案を策定しているという報道が出て、一気に900円超反発。

要するに「下がっては戻り、戻っては下がる」を繰り返した1週間。方向感がなく、地政学リスクのヘッドラインに振り回される展開だった。

S&P500のほうは+3.36%と意外に堅調。NVIDIAのPERが7年ぶりの低水準(約19.6倍)まで下がっていて、「さすがに売られすぎでは」というバリュー買いが入った形だ。

AIペーパートレード実績:恐怖の中で何をしたか

AIペーパートレード実績:恐怖の中で何をしたか

運用41日目。初期資金100万円に対して、現在の総資産は993,277円(-0.67%)。

今週のAIの判断を振り返る。

損切り2件:NVIDIA(-10.3%)とMeta(-10.5%)

3月31日にNVIDIA株を部分損切り。RSIは26、ボリンジャーバンド%は-10%、MACDも弱気シグナル。-10%の損切りルールに該当したため、ポジションの50%を売却した。損失は約7,674円。

同日のMeta株も-10.5%で損切りライン超過。RSI32でまだ下落余地ありと判断し、全売り。

正直なところ、Fear & Greedが8の極端な恐怖下でのロスカットは心理的にキツい。「もうちょっと待てば反発するんじゃ…」って思う。でも、ルールはルールだ。NVIDIAの場合は、地政学リスク(イラン情勢)+原油急騰+景気後退懸念という複合的なファンダメンタル悪化があったから、ルール通りに動いた。

恐怖時の逆張り買い:キーエンスとMicrosoft

4月1日、日経が-4.33%と急落した日。AIは2つの買いを実行した。

キーエンス(¥55,000):RSI29でボリンジャーバンド下限タッチ、Fear & Greed=11という3重トリガーが発動。ゴールデンクロス圏で中期上昇基盤もあり、反発期待で購入。

Microsoft(¥50,000追加):RSI26と大型株の中で最も売られすぎ。既存ポジションへの追加買い。前日+3.12%の反発モメンタムを確認して決断。

この2つの買いの結果、キャッシュ比率が28%から17%に低下。これが実は問題で、その後の週はキャッシュ比率が20%の最低ラインを下回ったまま、追加の買い機会を逃すことになった。

その後は全日ホールド

4月2日以降はずっとホールド。理由は単純で、キャッシュが足りない。

TOPIXコア30のRSIが8、ホンダのRSIが25、任天堂が20と、買いシグナルは山ほど出てた。でも20%のキャッシュフロアを下回っている以上、ルール上は買えない。

「ルールを破って買いたい」と思う局面だけど、それをやると規律が崩壊する。今週の教訓は、恐怖時の逆張り買いとキャッシュ管理のバランスがいかに難しいかということだ。

Fear & Greed Index:一桁台の恐怖

今週のFear & Greed推移を見ると、異常さがわかる。

日付 F&G 状態
3/29 12 Extreme Fear
3/30 9 Extreme Fear
3/31 8 Extreme Fear
4/1 11 Extreme Fear
4/2 8 Extreme Fear
4/3 12 Extreme Fear
4/4 9 Extreme Fear

週平均10。7日間すべてExtreme Fear。一桁台が4日。

歴史的に見て、Fear & Greedが10以下まで落ちた局面は、その後3〜6ヶ月で大きなリバウンドが来ることが多い。2020年3月のコロナショック時もF&Gは2まで落ちたが、そこが底だった。

ただし、今回はイラン情勢というファンダメンタル要因が根底にある。ホルムズ海峡の問題が解決しない限り、恐怖は簡単には収まらない。Goldman Sachsは最悪ケースで原油150ドル超のリスクを試算しているし、日銀の追加利上げ観測も相場の重しになっている。

「恐怖が極端な時こそ買い」というのは教科書的には正しい。でも、恐怖の原因が構造的なものかどうかを見極める必要がある。

AI関連銘柄の動き

NVIDIA:PERが7年ぶりの低水準

NVIDIAの予想PERが約19.6倍まで低下。2019年初頭以来の安値だ。戦争とAI投資への懸念が重なった結果だけど、ファンダメンタルズ的にはAI需要は衰えていない。NVIDIAはAI検索スタートアップ($700M規模)のバッキングやデータセンター・宇宙領域への展開を進めている。

僕のポートフォリオからは一部損切りで退出したけど、長期で見れば今の水準は魅力的に映る。問題はタイミングで、底がどこかは誰にもわからない。

日本のAI関連:キーエンス、富士通

キーエンスは今週新規で購入。RSI29の売られすぎ水準から反発を期待した。富士通はRSI15と極端に売られているけど、ポジションが小さすぎて取引コスト負けするリスクがあり見送り。

日経全体が地政学に引っ張られて個別のAI材料が反映されにくい環境。ただ、東海東京証券のレポートによると「中東情勢緊迫化による調整後、次第に生成AIブーム期待から持ち直す」というのがメインシナリオらしい。

来週の注目ポイント

来週の注目ポイント

1. 米雇用統計(4月4日発表、結果確認)

今週末に発表される雇用統計の結果次第で、来週月曜の相場が大きく動く可能性がある。

2. ホルムズ海峡の進展

イランとオマーンの航行監視協定の行方。これが前進すれば原油が下がり、株は上がる。逆にトランプ政権が攻撃を実施すれば最悪ケースに突入。

3. 次回FOMC(4月28-29日)

FOMCまで約3週間。3月会合でウォラー理ことが利下げに慎重な姿勢を示したため、利下げ期待は後退している。タカ派寄りのスタンスが続けば株にはネガティブ。

4. 日銀の追加利上げ観測

原油高と円安が進行しているため、4月の追加利上げの可能性も指摘されている。利上げなら日本株にはネガティブだが、円安是正にはプラス。

AIポートフォリオ vs ベンチマーク

最後に、運用開始からの比較をまとめる。

指標 期間リターン
AIポートフォリオ -0.67%
日経平均 -6.52%
S&P 500 -4.73%
Bitcoin +1.07%

41日間で、AIポートフォリオはBTCには負けているが、日経とS&P500を大きくアウトパフォームしている。

特に日経との差は**+5.85ポイント**。損切りルールの厳格な適用と、恐怖時の逆張り買いのバランスが効いている印象だ。ただし、キャッシュ比率が17%まで低下した点は改善の余地あり。来週以降、TOPIXコア30やホンダなど魅力的な買い候補が出てきているのに、弾がない。

ポートフォリオ推移(直近7日)

日付 評価額 リターン
3/29 ¥970,783 -2.92%
3/30 ¥969,449 -3.06%
3/31 ¥968,466 -3.15%
4/1 ¥984,366 -1.56%
4/2 ¥988,942 -1.11%
4/3 ¥992,106 -0.79%
4/4 ¥993,277 -0.67%

4月1日を底に、じわじわ回復しているのがわかる。損切り後のキーエンス・Microsoft買いが功を奏した形だ。

まとめ:恐怖の中にチャンスがある、ただし弾は温存せよ

今週の一番の学びは、「恐怖時の逆張りは正しいが、キャッシュ管理を疎かにすると機会損失が大きくなる」ということ。

F&Gが一桁台の今、歴史的には絶好の買い場かもしれない。でもキャッシュがなければ買えない。来週は保有銘柄の含み損が改善してキャッシュ比率が20%を回復すれば、TOPIXコア30あたりへの投資を検討したい。

イラン情勢が最大の不確定要素。短期収束がメインシナリオなら日経年末6万円という強気予想もあるけど、ホルムズ海峡の問題が長引けば景色はまったく変わる。

AIペーパートレードの良いところは、感情を排してルールベースで判断できること。今週のような恐怖相場で「損切りルールを守る」「キャッシュフロアを守る」という当たり前のことが、実は一番難しいんだと実感した6週目だった。


※ この記事で紹介しているAIペーパートレードは仮想売買であり、実際の投資ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

※ 記事内の情報は2026年4月4日時点のものです。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。


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