ビットコインが約1,100万円まで落ちた理由
2026年3月、ビットコインは約1,100万円付近。2025年10月につけた約1,800万円(12万ドル)の高値から、50%以上の下落。ここ数ヶ月、正直しんどかった。
ただ、投資運用会社VanEckのCEO、ヤン・ファン・エック氏が3月2日にCNBCで語った内容が気になった。
「ビットコインは底に近づいている。今年中に緩やかな回復が始まるだろう」
根拠はビットコインの「4年ごとの半減期サイクル」。これ、過去のデータを見ると意外と馬鹿にできない。
半減期サイクルの仕組み
ビットコインには約4年(21万ブロック採掘)ごとに、マイナー報酬が半分になる仕組みがある。直近は2024年4月。供給量が減るので、理論的には価格が上がりやすくなる構造。
過去のパターンがこれ。
- 半減期の翌年〜3年目:上昇トレンド
- 4年目:大幅下落、底を形成
2022年がまさに「4年目」だった。FTX破綻も重なって、ビットコインは約230万円まで落ちた。そこから2023年〜2025年にかけてじわじわ上昇して、2025年10月に最高値更新。
2026年は次のサイクルの4年目にあたる。歴史が繰り返されてるとすれば、今の下落は「想定内」ということになる。
VanEck CEOが底打ちを読む3つの根拠
ファン・エック氏の見立てを整理してみた。
1. 半減期サイクルの再現性
ビットコインの総発行枚数は2,100万枚が上限。半減期で供給が絞られて、需要が一定なら価格は上がる。この「プログラムされた希少性」が4年サイクルの原動力になっている。
実際、過去の半減期後の底値→高値のパターンは驚くほど正確に再現されてきた。
2. 市場の「大人化」
2024年に米国で現物ビットコインETFが承認された影響は大きい。機関投資家が入ってきたことで、市場の質が根本的に変わっている。
個人のレバレッジ取引に振り回されていた頃とは別物。ETFや企業の財務資産としてのビットコイン保有が増えて、売り圧力が分散された。アナリストの予測では、次の底値は2026年6月〜12月あたり。
3. オンチェーン指標のシグナル
ちょっとテクニカルな話になるけど、「MVRV Z-Score」が2026年2月時点で-2.28を記録している。2018年の底(-1.6)や2022年の底(-1.4)を下回る水準で、指標上は「極めて過小評価」されている状態。
マイナーの降伏を示す「ハッシュリボン」も約3ヶ月の降伏期間が終わりかけている。ネットワーク自体は回復傾向。
で、今が買い時なの?
僕は正直まだ慎重にしている。
VanEckのロジックは筋が通ってるし、半減期サイクルの実績もある。でも今の市場にはイラン情勢や米政府機関の再閉鎖リスクといったマクロ要因が乗っかっている。
過去のサイクルが今回も同じように繰り返される保証はどこにもない。「今回は違う」は投資で一番危険なフレーズだけど、「今回も同じに決まってる」と思い込むのも同じくらい危ない。
僕が実際にやっていることはこんな感じ。
- 一括投資はしない。毎月の積立額をほんの少し増やしただけ
- ETFへの資金流入を観察。直近で458億円規模の流入があったのは好材料
- 底を当てにいかない。「もしかして底かも」と思い始めたら、分散して少しずつ買う
感情で動かないために、自分なりのルールを決めておくのが一番大事だと思っています。
「デジタルゴールド」の物語が揺れている
もう一つ、気になる動きがある。Bloombergが報じた話で、ビットコインの「有事の安全資産」としてのポジションが弱まりつつあるという内容。
代わりに存在感を増しているのが、原油や金に連動する永久先物(パーペチュアル)。地政学リスクが高まると金や原油に資金が流れるのは昔からだけど、それが暗号資産市場の中でも起き始めている。ビットコインではなく、コモディティ連動型のデリバティブに資金が向かう傾向。
「デジタルゴールド」というストーリーが崩れると、半減期サイクルだけでは説明しきれない値動きが増えるかもしれない。ここは注視しておきたいポイント。
2026年後半がカギになりそう
VanEckの予測をまとめるとこうなる。
- 2026年はビットコインの4年サイクル上「弱気の年」
- ただし底はすでに形成されつつある
- 年後半から緩やかな回復が見込まれる
- ETFと機関投資家の存在で、過去より底が浅くなる可能性も
1,100万円という価格を見てパニックになる必要はないと思う。かといって楽観もしすぎない方がいい。半減期サイクルを信じるなら、2026年後半〜2027年が次の上昇局面。
僕は淡々と積み立てを続けるつもりです。下落局面でドタバタするより、結局これが一番ストレスが少ない。
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