今週のマーケット:FOMC据え置き、イラン情勢、そしてExtreme Fear
3月第3週、正直きつい1週間。
FOMCは金利据え置き(3.5%〜3.75%)で、ドットプロットでは2026年の利下げ回数は1回のみ。市場は「もうちょっとハト派寄りなこと言ってくれるかな」と期待していたけど、パウエル議長が強調したのはイラン情勢による原油高とインフレリスク。結果、S&P 500は週間-1.90%。日経平均も-0.83%で、途中1,866円安の日もありました。
Fear & Greed Indexは週を通してExtreme Fearゾーンに張り付き、金曜には11まで下落。今年に入ってから最悪レベルの恐怖感。
こういう時こそ冷静に数字を見ていきたいところです。

主要指標の週間パフォーマンス
| 指標 | 週初 | 週末 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 53,819円 | 53,372円 | -0.83% |
| S&P 500 | 6,632 | 6,506 | -1.90% |
| USD/JPY | 159.72 | 159.22 | -0.31% |
| Bitcoin | ¥11,297,824 | ¥11,270,585 | -0.24% |
| Ethereum | ¥332,902 | ¥343,276 | +3.12% |
日経は3月18日に一時55,000円台を回復する場面もあったものの、原油高の再燃で結局押し戻された格好。来週の予想レンジは49,500〜55,500円という見方が多いです。日米首脳会談も控えていて、為替と関税がテーマになりそう。
S&Pの方はFOMC後に売りが加速。VIXは26〜27で推移していて、本格的なパニックとまでは言えない。ただ、じわじわと不安が広がっている感覚はあります。
AIペーパートレード実績:恐怖の中で何をしたか
僕のAIペーパートレード、27日目で総リターン**+0.54%**。
「たった0.5%かよ」って思うかもしれないけど、同期間の日経は-6.08%、S&P 500は-5.83%です。この相場でプラスを維持できているのは、AIの「恐怖の時に買う」ロジックがちゃんと機能しているから。
今週の売買ハイライト
BTC一部売却(+10.3%で利確)
ポートフォリオ上限の25%を超えていたので、分散ルールに従って¥60,000分を売却。FOMC前のリスク縮小も兼ねた判断。BTCは一時$75,000を超えてから急落する場面もあったので、ここで一部利確しておいたのは正解でした。
NTT:3回に分けて利確
RSI=75、ボリンジャーバンド上限タッチ。テクニカル的に「もうそろそろ」のシグナル。3回合計で+5.2%前後の利益確定。ポジションは小さかったけど、規律通りの判断です。
Visa:逆張りで2回買い増し
RSI=16、BB%=3%という「売られすぎ」の強いシグナル。F&G=23のExtreme Fear環境で、ディフェンシブ優良株のVisaを拾いました。まだ含み損ですが、反発を待つ構え。
見送った銘柄たち
Apple(RSI=18)、Disney(RSI=12)、Honda(RSI=25)にも買いシグナルが出ていたものの、キャッシュ比率が20%の下限に張り付いていて見送り。買い余力がない中で無理はしない——これもAIのルール。
Fear & Greed Index:11が示すもの
今週のF&G推移がこちら。
| 日付 | F&G | 判定 |
|---|---|---|
| 3/15 | 16 | Extreme Fear |
| 3/16 | 15 | Extreme Fear |
| 3/17 | 23 | Extreme Fear |
| 3/18 | 28 | Fear |
| 3/19 | 26 | Fear |
| 3/20 | 23 | Extreme Fear |
| 3/21 | 11 | Extreme Fear |
週平均20、金曜の終値が11。
歴史的に見ると、F&Gが10台まで下がった場面では、そこから1〜3ヶ月で反発するケースが多いです。2020年3月のコロナショック時はF&Gが2まで下がったけど、そこが底だった。
もちろん「今回は違う」可能性はあります。イラン情勢の長期化→原油高→インフレ再燃→利下げ後退、という悪循環リスク。ただ、恐怖が極まっている時に売るのは、長期的にはほぼ常に悪手というのが過去データの示すところ。

AI・テック銘柄ピックアップ
NVIDIA:GTC 2026開幕
今週最大のAIニュース、NVIDIAのGTC 2026。
- Groq 3 AIチップ発表。Intelのサーバー市場を狙うCPUも投入
- ジェンスン・ファンCEOが「2027年までにAIチップから1兆ドルの収益」と宣言
- データセンター売上は年間$193.5B(前年比+66%)
- 株価は$181.93。昨年10月のATH $207から約11%下落中
業績は過去最高なのに株価が下がっている構図。「AIバブル崩壊」ではなく、マクロ環境(金利・地政学リスク)の影響です。AI需要自体は衰えていません。時価総額$4.38Tで依然として世界トップクラス。
SEC:暗号資産16種を「デジタルコモディティ」認定
Bitcoin、Ethereum、Solanaを含む16の暗号資産がSECから「証券ではない」と正式認定。長年のグレーゾーンに一定の決着がついた形で、規制の明確化は中長期的にポジティブです。
同時に、Strategy(旧MicroStrategy)が22,337 BTCを追加購入。保有総数は761,068枚、平均取得価格$70,194。機関投資家のBTC積み増しは止まらない。
CLARITY Act:ステーブルコイン規制がほぼ決着
DC Blockchain Summitで、CLARITY Act(暗号資産規制法案)のステーブルコイン関連条項がほぼ合意との報道。DeFi言語の定義も固まり、年内の法案成立が現実味を帯びてきました。規制の明確化はWeb3業界全体の追い風。
来週の注目ポイント
- 日米首脳会談——為替・関税が議題になる可能性。USD/JPYの動き次第
- 原油価格——WTI $90台が続くかどうか。イラン情勢に左右される展開
- 米PCE物価指数(3/28予定)——FRBの利下げ判断に直結する重要指標
- GTC 2026の続報——NVIDIAの新製品発表が市場に与える影響
- 日経平均49,500円ライン——ここを割ると次のサポートが遠い
AIポートフォリオ vs ベンチマーク(運用27日目)
| 指標 | リターン | 差分 |
|---|---|---|
| AIポートフォリオ | +0.54% | — |
| 日経平均 | -6.08% | +6.62pt |
| S&P 500 | -5.83% | +6.37pt |
| Bitcoin | +6.66% | -6.12pt |
BTCには負けています。というかBTCの+6.66%がこの地合いでは異常に強い。SECのコモディティ認定やStrategy社の大量購入が下支えしているんでしょう。
ただ、AIポートフォリオの目標は「市場全体に勝つこと」であって「一番リターンが高い資産を当てること」じゃない。日経やS&P 500に対して6pt以上の超過リターンを出せているのは、分散とタイミング管理が効いている証拠。
直近7日の資産推移
| 日付 | 資産額 | リターン |
|---|---|---|
| 3/15 | ¥1,023,044 | +2.30% |
| 3/16 | ¥1,030,502 | +3.05% |
| 3/17 | ¥1,039,922 | +3.99%(週中ピーク) |
| 3/18 | ¥1,036,423 | +3.64% |
| 3/19 | ¥1,023,061 | +2.31% |
| 3/20 | ¥1,007,056 | +0.71% |
| 3/21 | ¥1,005,436 | +0.54%(現在) |
週中にピークの+3.99%をつけてから急降下。FOMC後の売りと原油高で保有株が軒並み下げました。ここでパニック売りしないのがルール。F&G=11はむしろ「次の買い場が近い」サイン。
まとめ:恐怖は永遠には続かない
正直、今週はポートフォリオを見るたびに「うわっ」ってなりました。週中の+4%近い含み益が、金曜には+0.5%まで溶けたわけだから。
ただ、27日間のデータが示しているのは、AIの規律ある売買判断がこのボラティリティの高い相場でも機能するということ。「買いシグナルが出てもキャッシュが足りなければ見送る」という資金管理ルールが、含み損の拡大を防いでくれています。
来週はF&G=11からの反発に期待しつつ、キャッシュ比率の回復を待って次の逆張り買いに備える予定。Apple(RSI=20)あたりは引き続き監視リスト入り。
国内大手の暗号資産取引所。
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※ この記事で紹介しているペーパートレードは仮想売買であり、実際の投資ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。仮想通貨・株式は価格変動が大きく、元本割れのリスクがあります。
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