週末、モルガン・スタンレーのレポートを読んで背筋がぞわっとした。「市場はAIの非線形的な進化に備えられていない」——しかも4〜6月に臨界点が来ると。これは無視できない。
モルガン・スタンレーが鳴らす警鐘「2026年半ばまでにAIが市場を混乱させる」
モルガン・スタンレーが3月10日付のノートで、かなり踏み込んだ警告を出した。要約すると「LLMの自己改善が臨界点に達し、4〜6月にかけて市場が混乱する」。
根拠になっているのは、同行が先日開催したTMTカンファレンス。参加した複数のAI企業幹部が「LLMが短期間で進歩し、投資家にショックを与える可能性がある」と警告したという。サム・アルトマンも2月のインドAIインパクト・サミットで「非常に高い能力を持つモデルがまもなく登場する。私が当初考えていたよりも早い」と語っている。
既に兆候は出ていて、今年初めにはAIの影響を受けやすい業界——資産運用、保険、海運、ゲーム、不動産管理、ソフトウェア——で株価が下落している。
モルガン・スタンレーの推奨は明快で、AIインフラ企業とAIで代替不可能な資産(エネルギー、金属、通信インフラ、独占的データ保有企業、高級リゾートなど)に投資せよ、と。具体的なETFとして「グローバルXデータセンターリート&デジタルインフラETF(DTCR)」や「Defiance AI & Power Infrastructure ETF(AIPO)」を挙げている。
個人的には「AIで代替不可能な資産」っていう切り口が面白いと思った。AIが進化するほど、AIにはできないものの価値が相対的に上がる。当たり前の話だけど、投資の観点では見落としがちなポイントだ。

Anthropic組入れのETF「ベストAI」(408A)— SaaSの死を織り込む
ブラックロックが運用する「iシェアーズ AI グローバル・イノベーション アクティブ ETF(408A)」に、未上場のAnthropicが組み入れられたことが話題になっている。NISA成長投資枠で買えるというのも注目ポイントだ。
このETFが面白いのは、40銘柄前後に絞り込んだ集中投資型アクティブETFだということ。1,000超のAI候補銘柄からテック投資歴25年超の担当者が厳選しているらしい。
背景にあるのは「SaaSの死」問題。AnthropicのClaude Coworkの登場で、SaaS企業株が軒並み崩壊している。年初来の下落率を見ると、Adobe -29.5%、ServiceNow -34.2%、Salesforce -32.7%、Microsoft -20.5%。これはなかなかのインパクトだ。
AIが既存のSaaSを丸ごと置き換えてしまう世界では、「AI側」に賭けるか、「AIに食われない側」に賭けるか、どちらかしかない。このETFは前者に全振りしているわけだ。
ROBOPRO vs WealthNavi — 1年ガチ比較で同点(+20%)
同一金額で1年間運用した比較で、ROBOPROとWealthNaviがどちらも+20%で着地したという報告が出ている。
一見「同じじゃん」と思うけど、中身はだいぶ違う。WealthNaviは米国株メインのパッシブ運用で安定的にリターンを積み上げた。一方ROBOPROはAIがダイナミックに資産配分を変更していて、強気局面では株式比率を84.8%まで引き上げる場面もあったらしい。
面白いのは直近の動き。ROBOPROが債券を急増させて45.4%、コモディティをゼロにした。これ、AIが「景気減速」を読んでるってことだよね。強気相場ではパッシブに負けるかもしれないけど、下落相場でROBOPROのAI判断がどこまで効くか——そこが真価の見せどころだと思う。
ちなみに、ロボアドバイザー全体の実績比較を見ると、直近3年間ではROBOPROがトップ。WealthNaviは利用者45万人、預かり資産1.8兆円を突破していて、規模では圧倒的。どっちを選ぶかは「AIの判断を信じるか、パッシブの安定を取るか」という好みの問題になってきている。
AI注目3銘柄 — ネビウス、NVIDIA、パランティア
モトリーフールが選ぶ注目AI銘柄3つを紹介する。
ネビウス・グループ(NBIS) — フルスタックAIクラウドプラットフォーム。ランレート売上が12.5億ドルから70〜90億ドルへ急拡大の見込み。契約済み電力を2.5GWから3GWに上方修正。最近買収したTavilyというAIエージェント検索プロバイダーも面白い。知名度は低いけど、成長曲線は3銘柄の中で一番エグい。
エヌビディア(NVDA) — 時価総額4.6兆ドル、2026年度Q3売上570億ドル(前年比+62%)。MSFT/GOOGL/AMZN/METAが2026年だけで合計6,500億ドルのAI投資を計画していて、そのほとんどがNVIDIAのGPUに流れる。
パランティア(PLTR) — 2025年売上44.75億ドル(+56%)、2026年は71.8億ドル予想(+60%)。AIPがLLMを統合した意思決定プラットフォームとして企業・政府に浸透中。AIインフラを作る側ではなく、AIを「使いこなすソフトウェア」として独自の立ち位置を確保している。
ロボアドバイザー市場は2034年に1,000億ドル超へ
Fortune Business Insightsの予測によると、ロボアドバイザー市場は2025年の108.6億ドルから2034年には1,020.3億ドルへ、CAGR 28.1%で成長する見通し。
成長の原動力は3つ。AIと機械学習による投資判断の高度化、ミレニアル世代・Z世代のデジタルネイティブ層の参入、そしてハイブリッド型(AI+人間アドバイザー)の人気拡大。ESG投資の統合もトレンドとして無視できない。
アジア太平洋地域が最も高い成長率を記録する見込みで、中国やインドのスタートアップ・エコシステムがけん引役になる。日本のWealthNaviやROBOPROもこの波に乗れるかどうかが問われている。
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